家族一緒に愉しむミッドセンチュリースタイルのモダン空間

コンセプト

静かな周辺環境や窓からの見晴らしが気に入りリノベーションを前提に購入された、築25年の中古マンションの一室。
ファミリーマンションで、お部屋で窓からは街を見下ろす絶景。非常にポテンシャルの高いお住まいでした。

ふたりのお子さまのためのキッズスペースや、IT関係で在宅でお仕事をされるご主人のワークスペース、収納ができる土間が希望で、ラワン合板を貼った木の温かみを感じるミッドセンチュリーモダンな雰囲気がお好きだったO様。
「子どもたちと楽しく暮らしたい」にお応えできるよう、間取りは一度スケルトンにして再構築しました。

床材は、O様のお好みの家具やテイストをヒアリングした上で色味や素材感が近いチーク材をセレクトしご提案。
チークの無垢フローリングに合わせ、壁にはウッドパネルと造作本棚を。
壁一面に施しながらも目透かしでリズムをつけて空間が広く見れるよう工夫し、窓に沿って造作した収納部分はロングベンチとしてちょっとした腰掛けにも最適。

対面キッチンを希望されていたのでLDKは広く。
お子さまたちとも並んで料理が楽しめるよう通路幅も広めにとった、ゆったりカウンターのセパレートキッチンに。
壁面に張ったうぐいす色のタイルをアクセントに、キッチンの正面や側面、吊り戸棚などにもチーク材をあしらって空間全体のデザインを統一しました。

子どもの外遊びの道具や掃除用具、エマージェンシーアイテムまですっきり収納できるよう、玄関の隣にあった個室をコンパクトにまとめて広い土間スペースを新設。
コンパクトにしたお部屋はご主人のワークスペースとして活用できる広さを維持。

洗面化粧台は広いカウンターにオープンな木製ラックを合わせて立ち上がり部分にはタイルを。帰宅したらすぐに手洗いうがいができるよう廊下に配置しました。
空間が広く取れているのでお子さまたちも無理なく使える仕様に。

お気に入りの家具や照明、ポスターなどとの相性も良く、観葉植物の緑も心地よく馴染む空間になりました。