和室を洋室にリノベーション!費用・ポイント・注意点をまとめて解説
2023.09.29リノベーション和室を少し不便に感じている方は、洋室へのリノベーションを検討してみませんか?
本記事では、和室を洋室にリノベーションする際の費用・ポイント・注意点などをまとめてご紹介していきます。
和室を洋室にリノベーションするメリット
掃除がしやすい
和室の象徴と言えば畳ですが、畳は吸湿性が高くカビ・ダニが発生しやすいという特徴があります。
たとえ掃除機をこまめにかけていても、畳の奥に潜り込んでいるダニを完璧に取り除くことは難しいと言われています。
洋室のフローリングはダニ・カビが発生しにくく、掃除機やモップ掛けのみで掃除も済むため、掃除の手間がそれほどかかりません。
使い勝手が良くなる
和室を作ったものの、ライフスタイルの変化により使用頻度が少なくなってしまったという声は多いです。
洋室にリノベーションすることで新しい居住スペースとして活用できるため、一層住みやすい住環境になるでしょう。
模様替えがしやすい
和室の畳の上で家具を引きずると、畳を傷つけてしまう可能性が高いです。
「自分の家具を好きな時に好きな場所に移動して模様替えを楽しみたい」という場合、和室から洋室にリノベーションを行うのがおすすめです。
重い家具でも置ける
家具の足の跡が付かないという点は洋室のメリットだと言えます。
和室の畳では長時間家具を置いてしまうと形が残ってしまい、元に戻らなくなってしまうことがあります。
洋室のフローリングの床であれば設置に悩まされることもありません。
バリアフリーに対応できる
高齢者の場合、布団から起き上がる際に身体に大きく負担がかかってしまいます。
しかし和室では畳に跡が付いてしまう心配から、布団を敷いて寝るという方が多いです。
洋室の場合そのような点を気にすることなく、ベッドを設置することができるため、バリアフリーという面でも洋室の方が長けていると言えるでしょう。
和室を洋室にリノベーション|よくある工事パターン
畳からフローリング・クッションフロアに変更
床を畳からフローリング·クッションフロアに変更する場合、畳の厚みよりもフローリングの厚みが薄いため、隣り合わせの部屋との段差を少なくするために「下地木工事」を行う必要があります。
天井と壁をクロスに変更
古い建築の和室の場合、砂壁·柱が露出していることが多いため、造作工事を行った後に壁紙を張り替えなければなりません。
「和室の雰囲気を少し残したい」という方は、和室にも合うモダンテイストな壁紙を選ぶのがおすすめです。
襖から洋室向けのドアに変更
和室の襖を洋室向けのドアに変更したいという方は、引き戸のリノベーションをおすすめします。
戸を開け閉めする必要がないため、和室の襖で設計された元々の造りをそのまま活かすことができると言えます。
押入れをクローゼットに変更
和室の押入れは2段に分かれていることが多いため、洋室のクローゼットにリノベーションを行う際にはこの段を取り除き、衣類を収納しておくための「ハンガーパイプ」を設置してみましょう。
和室から洋室にリノベーションする施工期間
和室から洋室にリノベーションを行う際の施工期間としては、リノベーションを行う部分や状況によって期間の目安が異なります。
床・壁など部分的な工事のみの場合は、2~4日ほどで工事が完了することが多いです。
しかし、フローリングの張り替え·壁や天井の壁紙張り替え、クローゼットのリノベーションなどすべての工事を行うという場合、1~2週間程度、大規模など間取り変更を行う場合には1ヶ月、それ以上の期間がかかることもあります。
ご自身の部屋イメージを明確にし、リノベーション専門業者に依頼して綿密に計画していきましょう。
和室から洋室にリノベーションする費用相場
和室から洋室にリノベーションする際の費用相場は、施工期間同様にリノベーションを行う部分や状況により大幅に相場が異なります。
床のみの工事であれば畳からフローリングへ変更する場合、6畳部屋で20万円前後です。壁紙の交換であれば、10万円以下で済むケースもあります。
しかし、室内すべての工事を行うという場合、数百万円単位で費用がかかることもあります。
部屋面積・使用する床材·建具の機能などによっても金額は大きく左右されます。
和室を洋室にリノベーションする際に押さえておきたい注意点
和室を洋室にリノベーションする際に押さえておくべき注意点をご紹介します。
床構造・壁構造
畳には厚みがあるため、床面より深い位置に底があります。
フローリングに張り替える際には、畳が敷かれている場所の底上げ工事が必要となります。
床の強度や防音性
床の強度としてはフローリングの耐荷重は畳に劣るので、根太の間隔も畳より密になる場合が多いです。
またフローリングの防音性としては、施工精度·根太の補強強度により防音性能に差が出るものであるため注意が必要です。
建具の可動域
洋室の扉には、引き戸·開き戸·折れ戸といった種類があり、開閉を行う動作の特徴や可動域が異なります。
開け閉めを行う度に窮屈に感じてしまう場合もあるため、扉周辺のスペースにはある程度余裕を持たせるようにしましょう。
おわりに
本記事では、和室を洋室にリノベーションする際の費用·ポイント·注意点などをまとめてご紹介しました。
和室のリノベーションは部分的なリノベーションのほか、部屋全体のリノベーションまで幅広く存在します。
さまざまなパターンのリノベーションを検討してみてください。
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