寒い時期が近づくにつれて、「床暖房」に憧れを抱く方も多くなるのではないでしょうか?
本記事ではマンションリノベーションで床暖房を取り入れ可能なのか、また取り入れる際の注意点についてもご紹介していきます。

 

【マンションリノベーション】床暖房は取り入れ可能?

マンションリノベーションで床暖房を取り入れることは可能です。ただしマンション物件によってはリノベーションの工事が行えない場合もあるので、以下の点を確認しておかなければなりません。

 

設置場所

床暖房のリノベーションを行う際、どこに設置するかを明確にしなければなりません。
床暖房を複数の箇所に設置するという場合、温かくなる場所が被らないよう注意が必要です。
床暖房で温まる場所が被ってしまうと、光熱費が余分にかかってしまうためです。
マンションの部屋全体を効率的に温められるよう、床暖房の設置場所はなるべく分散させるようにしてください。

 

設置面積

床暖房のリノベーションでは、設置面積を確認しておくことも大切です。
部屋全体を均等に温めるには、床面積の6~7割程度に床暖房の設置面積を留めておくことが良いとされています。
見積もりを考慮しながら、最適な床暖房リノベーションを進めるようにしましょう。

 

電気容量

電気式の床暖房を設置する際は、自宅の電気容量が足りているかもチェックしておく必要があります。
アンペアが少ないと床暖房を使用することができません。
電気容量を増やすための工事を行えば床暖房の設置が可能ですが、追加で費用がかかってしまうことを覚えておかなければなりません。
予算と相談しながら検討するようにしましょう。

 

既存の給湯器が床暖房対応なのか

マンションで温水式床暖房を設置するという場合、熱源は給湯器です。
給湯器から床暖房用配管を引いてくる必要があるので、元々温水式床暖房を採用しているマンションのリノベーション以外、新しく温水式床暖房を採用するというのは非常に困難なのです。
事前に「マンションは床暖房に対応しているのか」きちんと確認しておくことをおすすめします。

 

【マンションリノベーション】床暖房の注意点

マンションリノベーションにおける床暖房の注意点についてご紹介します。

 

床暖房の設置が適しているか確認

床暖房の電源を長時間つけたままで床にカーペットなどを敷いていると、カーペットの素材によっては溶けてしまい、フローリングに傷がついてしまうことも。
普段の生活によっては床暖房が適していないということもあるので、床暖房を導入するか迷われている場合はまず初めにご自身の生活で床暖房を取りいれても問題ないかを確認しておきましょう。

 

マンション規約によってはリノベーションNGという物件も

マンション規約によっては、床をリノベーションすること自体NGとしているところもあります。
リノベーションを依頼する前に、管理会社・オーナーに床のリノベーションが可能かどうか確認しておきましょう。
マンションの契約書に記載されていることも多いので、一度確認しておくと安心です。

 

故障した場合、全面張り替えの可能性もある

マンションで万が一床暖房が故障してしまうと、最悪の場合、床全面を張り替えなければならない可能性もゼロではありません。
それにより、追加で多額の費用がかかってしまうことも。
床暖房を長持ちさせるため、なるべく丁寧に取り扱うようにしてください。
故障時はどのような対応をとれば良いか、確認しておくことも大切です。

 

おわりに

本記事ではマンションリノベーションで床暖房を取り入れ可能なのか、また取り入れる際の注意点についてもご紹介しました。
床暖房は建物を建設する際に取り付けるというイメージを持たれている方も多いですが、実際には後からでも取り付けることができるのです。
リノベーションで床暖房を取り付けて、暖かな冬を過ごしてくださいね。

 

タグ : マンションリノベーション 床暖房 注意点
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