リノベーションって好みの素材をセレクトしていけるところが魅力のひとつ。
そうとなれば床材はやっぱり無垢材にこだわりたくなりませんか?
今回は、無垢材の魅力についてお話します。

 

無垢材(むくざい)とは?

無垢材とは、天然木から切り出した木を一枚板に加工した素材で、天然無垢の木素材の略称のことを指し、「むくざい」と読みます。
天然木から切り出して仕上げるため、加工時に接着剤などの化学物質を使用していないことから自然素材として注目を浴びています。
種類には、オーク(ナラ)、パイン(マツ)、ウォールナット(クルミ)など、無垢材の中にも様々な天然木が使用されます。
無垢材には、天然木が持つ自然な風合いや温かみ、滑らかな肌触りからフローリング材として人気があります。
そのため、無垢材という言葉を床材や家具選びなどで耳にするのではないでしょうか。
テーブルや椅子などの家具材、住宅の構造材・内装材として古くから私たちの生活にも身近な素材として使用されています。

無垢材の魅力って?

無垢材の4つの魅力をご紹介します。

 

魅力①|なんといっても肌ざわり

素足がお似合いの無垢床。
実際に素肌でふれてみると自然素材の木から感じる温かみで心が安らぎます。
お子様や大人だって裸足で歩きたくなる、そんな不思議な力が無垢材の魅力のひとつです。

 

魅力②|年を重ねるごとに経年劣化を楽しむ

自然素材といえば、年を重ねるごとに味わい深くなるもの。
無垢材であればより木目が馴染んでいって深みのあるあめ色に。
ヴィンテージ感が増してリノベーション空間がより一層素敵になりますよ。

 

魅力③|自然素材にしか出せない個性的な木目

人間と同じようにひとつといっておなじものがないのが天然木。
よくみてみると木目や色目は一枚一枚異なります。
そんな個性を楽しむことができるのが無垢材の醍醐味のひとつです。

 

魅力④|室内の温度・湿度を調整してくれる

天然木は熱伝導率が低いため、熱さや寒さなどの急激な変化から守ってくれるという特性が。
余分な水分を吸収したり、湿気や乾燥をさりげなく防いでくれます。

 

フローリングは無垢材と複合の2種類

フローリングは「無垢材」「複合」の2種類に分類されます。

 

無垢フローリング

無垢フローリングとは、天然木から伐り出したままのフローリング材を意味しています。特定の木材を指しているわけではなく、内部まで100%無垢の木材を用いて形成されています。
木材の色味や木目の形が一つひとつ異なるため、味わいがある床になります。
「部屋をナチュラルな雰囲気にしたい」「天然の素材にこだわりたい」という方におすすめの床材です。
お手入れ次第により味が出てくるので、その変化を楽しむこともできるでしょう。
注意点としては、暖房器具の熱によってひび割れ・反りが起こりやすいということ。
しかし近年では加工技術が進み、暖房器具の熱にも耐える無垢フローリングも登場しています。

 

複合フローリング

基材にいくつか合板を張り合わせ、表面部分に化粧材を施した状態のフローリング材を意味しています。
耐熱性や防音性のある素材を使用することによって汎用性を高めており、メンテナンスも行いやすいため、一般的に多く使用されています。
また、伸縮や反りといった状態になることもあまりなく、施工がしやすいため扱いやすいと人気を集めています。
木目をプリントしたものから天然木を張り付けているものなど、さまざまな種類があり、バリエーション豊かな点も魅力のひとつ。

 

パイン(マツ)

明るめで優しい色合い。ナチュラル感と個性的な木目が特徴でやわらかくソフトなぬくもりを感じられる反面、傷がつきやすい素材です。
ただ、柔らかい材質なので衝撃を吸収してくれるのも特徴。

 

チーク

適度な堅さをもつため耐久性に優れています。また、水にも強く加工のしやすさが特徴的なチーク。
天然の油分を含んでいるため経年変化で味わい深い飴色へと変化します。この深みのある色合いを愛するファンも多い素材。

 

メープル(カエデ)

明るめの色味はきめ細かくクリーミーなツヤ感もあり、さわやかで清潔感があふれます。
木の密度が高く堅さもあることで、比較的お手入れしやすいのも特徴。

 

バーチ(カバ)

木目のバラつきやゆがみが少ないバーチ。すっきりした清潔感を演出できます。
適度な堅さがあり、比較的お手入れしやすいのが特徴。

 

タモ

オークに似た印象を持ちながら、力強くはっきりとした木目が特徴。また、オークよりもやわらかく、優しい肌ざわりで塗装との相性も◎
透明感のあるやわらかいテクスチャーが、独特の風合いを醸し出しています。

 

ウォールナット(クルミ)

深いチョコレート色とマーブルのようになめらかな木目が特徴でモダンなインテリアとの相性◎。
ゆがみが少ないため加工しやすさも魅力のひとつです。

 

無垢材をリノベーションで取り入れる際の注意点

無垢材をリノベーションで取り入れる際は、下記のポイントに注意しましょう。

 

使用箇所によっては複合フローリングがおすすめ

無垢フローリングは水に弱い上、染み込んでしまうとシミになってしまいやすいという特徴があります。
そのため、キッチンや洗面所などの水まわり箇所に設置することはあまりおすすめできません。

また、無垢フローリングに水が染み込んだまま放置してしまうと、カビが生えてしまう可能性もあります。
無垢フローリングを水まわり箇所に設置すること自体は可能ですが、管理の手間がかかってしまうことを覚えておきましょう。
そのためキッチン・洗面所・トイレなどの水まわり箇所には、水分が付着しやすい無垢フローリングではなく、複合フローリングの設置がおすすめです。

 

木材が膨張・収縮しやすい

無垢フローリングは気温·湿度により膨張·収縮しやすい特徴があるため、施工から数年経つと反りが出てきてしまったり、季節の変わり目になるとビシビシと家鳴りの音がしたりという現象が起きます。
十分に乾燥した無垢材を使用すればある程度変形を抑えることも可能ですが、経年変化により多少は変形してしまうということも想定しておきましょう。

 

メンテナンスが必要になる

無垢フローリングは、ワックスの塗り直しなど定期的なお手入れが必要不可欠です。
ワックスでメンテナンスを行わずともすぐに状態が悪くなることはありませんが、ワックスが剥がれている状態では汚れが付きやすく、床表面に黒ずみができてしまいやすいのです。
そのため、床の状態を見ながらメンテナンスを行うようにしましょう。
フローリングの状態によって表面ダメージやワックスの剥がれ具合は異なるため、よく通る箇所は数ヶ月に1度程度、それほど通らない箇所には1年に1度程度がおすすめです。

 

無垢フローリングのお手入れ方法

水拭きをする

無垢フローリングの基本的なお手入れ方法は、水拭きをすることです。
毎日行う必要はなく、1~3ヶ月に1度を目安に行うのがおすすめ。
無垢材は水に弱いため、水拭きの際はしっかりと雑巾を絞り、水分をできる限り少なくしておきましょう。
また水をこぼしてしまった際もサッと拭き取るようにして、水が染み込むのを防ぐことが大切です。

 

クリーナーなどで定期的に汚れを落とす

普段のメンテナンスは水拭きで良いのですが、半年に1度はクリーナーを使って汚れを落とすようにしましょう。
掃除方法としてはフローリングの汚れ落とし専用クリーナーを使って、乾いた布や雑巾で全体的に塗り広げていきます。
汚れがひどい場所から取り掛かるようにし、少しずつ範囲を広げてフローリング全体を綺麗にできるようにしていきましょう。

 

再塗装する

撥水性が落ちてしまい、塗装が剥がれてきたように感じたら再塗装が必要です。
ホコリや塵などの汚れが残ったままでは再塗装の際に一緒に塗り込んでしまうことになるため、再塗装前には必ず掃除機を用いてホコリを綺麗に取り除くようにします。
無垢フローリングのホコリや塵などの汚れをすべて取り除けたら、木目に沿ってブラシで薄く伸ばしながら塗装していきましょう。

 

無垢材のお手入れ時に気をつけること

リノベーションで無垢材を使ったはいいもののお手入れがわからない・・・という方も多いのではないでしょうか。
無垢フローリングのお手入れでやってはいけないことをお伝えしますね。

 

水ぶきっていいの?

これは絶対にNGです。
お掃除は掃除機か乾いたクロスで。無垢材は水分や多量な湿気を吸収すると、自然素材なので割れてしまうこともあるんです。
普段のお掃除は掃除機、汚れがついてしまったら水を固く絞ったクロスでふいてください。

 

薬品は使っていいの?

これもNG!
薬品のついた化学雑巾やモップを使うと黒ずみや色むらの原因に。
無垢フローリング用と明記してある場合でも無垢材の種類によっては傷んでしまうため注意が必要です。

 

食べ物をこぼした時はどうすればいいの?

食べものや飲み物(ソースや油、ジュースなど)をこぼしてしまった時は中性洗剤でふき取りましょう。
クレヨンや油性ペンの汚れは、ベンジンか消しゴムで対処することをおすすめします。

 

暖房器具は使っていいの?

急激に温度が上昇するとフローリングの隙間が空いたり、ひび割れを起こすこともあるためホットカーペットの使用は避けて。
ファンヒーターなどの暖房器具を使用する時は、断熱マットなどを敷くと良いですよ。

 

無垢材はフローリング以外のおしゃれなインテリアにも使える!

無垢材のテーブル&チェア

テーブル&チェアに、無垢材を取り入れる方も多いです。
部屋の印象を左右する家具に無垢材本来の味を活かすことで、癒やしと温もりのあるオリジナル空間を作りだすことができます。
また無垢材は肌触りが良いため、座り心地も抜群です。

 

無垢材のラック

収納家具として便利なラックに無垢材を取り入れれば、一気にお洒落なインテリアになります。
本や写真を置いたり、雑貨類を飾ってみたりするのも絵になるでしょう。
ラックにはさまざまなタイプがあるため、用途やデザインに合わせて選んでみてください。
部屋のアクセントにもなるため、是非お気に入りの一品を置いてくださいね。

 

おわりに

今回は、無垢材の魅力や種類・特徴についてとお手入れ時にやってはいけないことをご紹介しました。
ご自身の好みや空間の相性に応じて、無垢材を選んでいくのもリノベーションの楽しみのひとつです。
自然素材の特徴を理解して、素敵なリノベーションライフを楽しんでくださいね。

タグ : リノベーション 無垢材 フローリング
The following two tabs change content below.
SCHOOL BUS
作り手の想いがしっかりと伝わる豊富なリノベーション実績をもつSCHOOL BUSが、リノベーションに関する基本知識やデザイン、インテリア、施工事例などを発信します。