ご実家に移り住まれるということで、3階建て住宅の2階部分を中心にリノベーション。
希望されていた「家族みんなで寛げて、友人に自慢できるカッコいい空間」を計画させていただきました。
独立していたキッチンをオープンにし、リビングと対面にレイアウト。
キッチンとダイニングテーブルを一体にし、大勢で食事を楽しんでいただけるよう造り込みました。キッチンの奥にはパントリーや小さな家事スペースも。
ダイニングの床を一段上げて床の張り方を変えたり、キッチンの床をリビングと同じレベルに下げて床をタイルにしたり、段差や素材の工夫で間仕切りを設けずに空間をゾーニング。
目線の高さも調整しながら開放感を追求しました。
リビングは、ご家族で過ごす時間を大切にされたいということで、住まいの中央に配置してお気に入りのソファが映えるようゆとりを持って計画。
もともと和室があった場所に設置したデスク&本棚を備えたワークスペースと小上がりの畳スペースはカーテンで緩く仕切れるようにし、寮生活中のお子様が帰宅された際に寝泊まりしていただけるようにしています。
意匠はお気に入りのコーデュロイソファがしっくり馴染むようヴィンテージな雰囲気に。
ポートランドのエースホテルのような重厚感を出すために木部の塗装を濃いめにし、ダイニングテーブルにハギ材、キッチンの正面や小上がり、本棚などの造作にラワン材を使ってラフなイメージで仕上げを。
構造上外せなかったリビングの太い柱はあえて目立つように装飾して住まいのシンボルに。
他にも、黒で仕上げた真鍮ハンドルのフレンチドアや白いブリックタイルをあしらったキッチン背面の壁、チェッカー柄のフロアタイルが印象的な手洗いコーナーなど、こだわりいっぱいの空間に生まれ変わっています。
埼玉県 N様邸
京都市 N様邸
大阪府吹田市 N様邸
大阪市 S様邸