H様が希望されたのは、たっぷりの収納と、好きな色を楽しめる住まい。
これまで大切に使ってきた家具やインテリアをベースに、内装はベーシックにまとめながら、カラーを取り入れて個性をプラス。パズルのピースをはめていくように、手持ちの家具をひとつずつ当てはめながら、全体のバランスを整えていきました。
LDKはキッチンとの仕切りをなくし、開放的なひと続きの空間に。
リビング〜キッチン〜パントリー〜廊下は、スムーズに回遊できるよう、レイアウトを計画されています。
タイルの目地など、部分的に取り入れたカラーはインテリアとトーンを揃え、統一感を意識。テレビボードは、色とりどりの本が並ぶことを想定し、白を基調にすっきりと。内側や一部のみにカラーを取り入れ、さりげない遊び心を添えています。大きな梁のある場所にはキッチンを配置し、その隣には本棚を造作。梁の存在感を活かしながら、空間に自然と馴染むように計画しました。本棚のそばには、読書好きのご夫婦のためのデスクも。好きなときに本を手に取り、読書を楽しめます。
本棚とキッチンの間を抜けると、その先には個室が続きます。
窓際にはベージュの畳を敷いた小上がりを。内装にも馴染む色合いで、お風呂上がりに横になったり、本を読んだり、つい長居したくなるくつろぎの場所です。さらに、ルーバーのドアの先にも小上がりのある個室を。小上がり部分はシングルのお布団を2つ並べられる広さで、下部には収納も設けられている、デザイン性と機能性を兼ね備えたデザインです。
洗面やトイレはすっきりとまとめ、床にさりげなくカラーをプラス。玄関も色数を抑えながらも、ヘリンボーンの床で個性を添えました。
ベーシックな内装に、家具や色、素材で少しずつ個性を重ねた住まい。
これから暮らしを重ねるなかで、さらに自分たちらしい空間へと育っていく。そんな余白を残した住まいです。