古いイメージのある長屋。

ただ、最近ではリノベーションを施して長屋に住む方も増えてきています。

長屋リノベーションについて、改めて知っていきましょう。

 

長屋について

長屋とは一つの建物の中で複数戸が壁を共有して構成されている集合住宅のことです。

それぞれの住戸が個別に玄関やアプローチを持っていることがその特徴です。

昔の長屋は平屋タイプが多かったのですが、近年はほとんどのものが二階建て以上です。

共同住宅と混同されることもありますが、二つは別のものです。

長屋はすべての住戸の玄関が直接道路に面していますが、共同住宅はそうではありません。

共用の廊下や階段を通り、その後それぞれの住戸の玄関があるという形になっています。

それぞれの住戸に出入りするために、他者との共用空間があるかないか。

これが、長屋と共同住宅との違いです。

長屋とは?建築基準法による定義を解説

長屋リノベーションについて

 

 

大阪で見かけることのある長屋は、建てられてから年数の経っているものが多くあります。

年数が経てば、補修が必要な箇所も出てきますし、生活様式の変化に伴い「浴室を広くする」「リビングと台所をLDKにする」などの目的でリノベーションをすることも少なくありません。

長屋は古いものだと天井が低いことも多いです。

そういった場合、天井やレイアウトをリノベーションすることで開放的な空間にすることもできます。

隣の住戸があいている場合であれば、二つの住戸をつなげて広くすることもできます。

防火性や耐震性を高めるリノベーションをすることも可能です。

このように、長屋は目的によって様々なリノベーションが施されるのです。

 

長屋をリノベーションするのにかかる費用

多種多様なリノベーションがあるので、内容にもよりますが、長屋をリノベーションする際の費用の例についてご紹介します。

 

二戸を一戸にリノベーション

二つの住戸をつなげて一つにするリノベーションでは、一千万円くらい必要になります。

住居の状態や築年数によっても費用が変わりますので、だいたいの相場と考えておくと良いでしょう。

 

防火性や耐震性を高めるリノベーション

防火性や耐震性を高める場合、予算は五百万円くらいだと考えておきましょう。

これもケースバイケースなので、あくまでおおよその相場ではあります。

 

リノベーションが大規模になれば、それだけ費用も大きくなってきます。

ただ、長屋は住宅としては比較的安価に購入できることも多く、一千万円以内に収まることも少なくありません。

一千万円以内で購入して上記のようなリノベーションを施したとしても、総額は二千万円以内で済ませることができます。

住宅購入の費用としては、かなり安くおさめることができるのです。

 

 

長屋をリノベーションするうえで注意しておきたいこと

長屋は物件としては少し特殊な構造になっています。

そのため、長屋をリノベーションするうえでは、以下のことに注意しておきましょう。

 

間取りの大幅な変更ができないこともある

長屋は数戸の住居を合わせて一つの家として構成されています。

そのため、他の世帯と共有している柱があります。

こういった柱には手を入れることができないので、間取り変更の幅が狭まることがあります。

間取りにこだわる場合、事前にどこまでの変更が可能なのかを確認しておくようにしましょう。

 

防音工事はしたほうが良い

長屋は壁一枚で隣の住戸と隔てられています。

そのため、防音工事をしておかないと、生活音がつつぬけになってしまうかもしれません。

防音工事は、基本的にするものだと考えておきましょう。

 

おわりに

長屋リノベーションについて、お伝えしました。

長屋には、デメリットもありますが、リノベーションをすることで値段の面などそれを上回るメリットもあります。

ご興味がある方は、一度長屋リノベーションを考えてみてください。

 

 

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