リノベーションで人気の「ニッチ」とは？メリットもご紹介

お部屋のインテリアのアクセントにもなる「ニッチ」というものをご存知でしょうか？

本記事ではリノベーションで人気の「ニッチ」とはどのようなものか、設置するメリットや注意点についてもご紹介していきます。

リノベーションで人気の「ニッチ」とは？
ニッチを取り入れるメリットとは？
ニッチを取り入れる際の注意点
おわりに

リノベーションで人気の「ニッチ」とは？

ニッチとは、分厚い壁をくり抜くようにして設けられた空間を意味しています。
オブジェや絵画などを飾るためのスペース・小物の収納スペースとして活用されることが多いです。

照明を取り入れるなどで、お洒落なインテリアとして活用される方も増えてきています。
ニッチ収納を使用しやすくするには、壁紙背面にタイルやアクセントクロスなどを貼り付けインテリア性を高めて使用するという方法があります。
元来は厚みのある壁の一部分をくぼませて彫刻・祭壇といったものが設けられていました。
紀元前より建築物の中に設けられていた歴史があります。

ニッチを取り入れるメリットとは？

ニッチを取り入れるメリットをいくつかご紹介します。

収納スペースが広がる

ニッチを玄関・廊下に設ける場合、絵画・花瓶などを置くことができます。
近年では小型の家電家具も設置することができるでしょう。

ニッチにこのような小物類・家具家電を収納しておくことで、部屋全体をすっきりとした印象に見せることができます。

部屋が広く見える

ニッチに小物・装飾品を収納すれば収納家具のスペースを削減でき、部屋の空間を広く見せることもできます。
部屋の中の家具家電や小物類が減ることで生活の動線も引きやすく、視覚的にも部屋が広く見えるというメリットがあるのです。

「お気に入りの空間」に

ニッチは本来、半形でドーム型に施されています。
しかし現在その形状もさまざまであり、部屋の形に合わせて洋室・和室どちらにも適応可能なデザインのニッチが作られるようになりました。
小物を置いたり間接照明を取り付けたりして、「お気に入りの空間」として楽しむこともできます。

ニッチを取り入れる際の注意点

ニッチを取り入れる際の注意点をご紹介します。

移動ができない

ニッチを作ることができるのは新築時やリノベーション時のみとなりますが、設置場所はきちんと考えておかなければなりません。
ニッチは一般的な収納家具のように、気軽に移動させたり後付けしたりということができません。
位置をしっかりと考えずになんとなく決めてしまうと、後々上手く活用できなかったり、家具家電の配置によってはせっかくのニッチが塞がれてしまったりするのです。

どこにでも設置できるというわけではない

ニッチは壁の内部に空間を作り、その空間を利用して作られる収納です。
壁の内部に柱の構造物がある場所や、建物構造を支える耐力壁の部分に設けることはできないのです。

遮音の性能が下がってしまうことも

ニッチを設けることで奥行きが生まれる分、設置場所の壁が薄くなってしまい遮音性能も下がることが考えられます。
たとえば寝室の隣にあるトイレの壁にニッチを設けることで、トイレの出入り音や水の流れる音などが伝わりやすくなってしまいます。
静かな住まいで暮らすことに重きを置いている場合、遮音についても考慮しておきましょう。