リノベーションでよく聞くモルタルとは。

リノベーションの外構、内装のいずれにおいてもよく登場する「モルタル」

何でできてるの?って思われたことはないでしょうか。

そこで今回は、モルタルについてと良い点・悪い点をご紹介します。

 

モルタルとは

・セメント
・砂
・水

を混ぜてやわらかくした建築材料のことで、練ると粘土のようになり、コテを使って壁などの塗りたいところへ塗ることができます。

混ぜるものによっていろいろな種類がありますが、セメントが1に対して、砂を2~3の割合で混ぜて水を加えたものが一般的です。

モルタルは、外壁の表面仕上げ、浴室・台所・腰壁の仕上げ、レンガ・ブロックの目地材、タイルの下地など・・・

屋外・屋内のどちらにも使える便利な建材です。

また、塗っていく作業は職人さんの手仕事なので、ふたつと同じものはなく、世界に一つだけの塗装壁が出来上がるんです。

そんな多様性のあるモルタルにも、良い点と悪い点があります。

 

良い点

なんといってもデザイン性が高いところです。

混ぜるものを変えることによってさまざまな模様・色を表現することが可能なことに加えて、現場で職人さんの手によって施工されるので、ひとつひとつ味わいのある仕上りに。

わざと塗りむらをつくるなど、モルタルでしか表現できない壁・床・腰壁・土間(玄関)をつくることができることも特長です。

 

悪い点

モルタルは、水を使って練っているので、水が乾いたときに収縮し亀裂が生じひび割れすることもあります。

そこで、できる限り割れにくくするために下塗り→乾燥→中塗り→乾燥→上塗りと、段階的に塗装を重ねていきます。

乾燥させるのにかかる時間は24時間。当然、完成までの時間は長くなり職人さんの手仕事ということも合わさって、人件費がかさばり工事期間は比較的長くなります。

モルタルのひび割れは、補修することができますが、壁の全面塗装が必要になります。

そのためモルタルは、その施工が高価なだけでなくメンテナンス費も高くなります。

 

おわりに

今回は、モルタルについてお話ししました。

お客様のマイホームの外構・内装リノベーションの際に参考にしていただければ幸いです。

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