ウォークインクローゼットのメリットとデメリットをご紹介!
2022.03.31リノベーション
ウォークインクローゼットはファッション好きには定番の設備で、リノベーションでも非常に人気が高いです。
しかし、その一方で、「設置したけどいらなかった」という声もゼロではありません。
そこで本記事では、ウォークインクローゼットのメリットとデメリットの双方を紹介します。
お悩みの方は、参考にしてみてください。
ウォークインクローゼットのタイプ
ウォークインクローゼットにはいくつかのタイプがあります。
全面収納棚タイプ
ウォークインクローゼットの内部壁の全体に棚が設置されているタイプです。
季節ごとの服と靴・カバン・帽子などの小物を衣装ケースに入れたままの状態で収納することができます。
収納スペースに余裕があるため、家族が多い方にはとくにおすすめです。
ハンガーメインタイプ
「ハンガーパイプ」を壁側に設置しているタイプのウォークインクローゼットです。
パイプを付けるだけであるため、空間が少し狭い場合でも設置が可能です。
衣類を畳まずそのままハンガーにかけて収納することができるので、一目で何が収納されているのかが分かります。
コート・ジャケット・シャツ・ワンピースなどの裾が長めの衣類収納に適しています。
コーディネートを考えながら服を選びたいという方におすすめです。
ユニット棚タイプ
市販されているユニットキャビネットを設置するタイプです。
ユニットキャビネットはウォークインクローゼットの広さ・使用方法・収納するものに合わせて、自由に組み合わせることができます。
ご家庭に小さい子どもが居られる場合は、子どもの成長に合わせて収納を変えるのがおすすめです。
ウォークインクローゼットがおすすめの人
ウォークインクローゼットがあるだけで多くのスペースが必要となるため、「実際に必要なのか」というところはご家庭の状況によって変わると言えます。
しかし、以下に当てはまる人はウォークインクローゼットの利便性を感じやすいと言えるでしょう。
スッキリとした空間を求める人
荷物が多い人・大きな荷物がある人は、ウォークインクローゼットをおすすめします。
たくさんある荷物や面積をとりがちな荷物もウォークインクローゼットに収納することで、スッキリとした空間を実現させることができます。
同居人が多い人
同居人が多い場合、それぞれの持ち物の収納スペースを確保しなければなりません。
ウォークインクローゼットの場合、収納スペースを分けつつ、1箇所にまとめて収納できるため、バラバラの場所に収納する手間を省くことができます。
【ウォークインクローゼット】失敗しないためのポイント
ウォークインクローゼットを作る際の失敗しないためのポイントをご紹介します。
設置場所・サイズ
ウォークインクローゼットを寝室内や玄関に設置すれば、身支度が便利になります。
またサイズ感に関して大きすぎるものを設置すると、ほかの部屋が狭くなってしまうため、小部屋や書斎などとして使用できるサイズ感にしておくというのもおすすめです。
リノベーション後に設置場所・サイズを変更するというのは非常に大掛かりな作業になるため、収納予定の物の大きさや量、家族構成などを検討した上でリノベーションを行うようにしましょう。
湿気対策
ウォークインクローゼットの湿気対策を怠ると、クローゼット内だけでなく、収納している物にもカビが生えてしまうことがあります。
換気できるように窓を設置する場合、窓の大きさや位置などに考慮しましょう。
収納物が日焼けしないようカーテンを利用するのもおすすめです。
窓を付けない場合は換気扇を設置して、定期的に換気を行うようにしてくださいね。
ウォークインクローゼットの造り
ウォークインクローゼットの扉は、場所を取らない引き戸がおすすめです。
またクローゼット内部には電気コンセントを設置しておくことで、掃除機をかけることもできます。
照明は衣類の色が明確に分かるよう、全体を明るく照らすような照明が良いでしょう。
「どのような物をどれくらい収納するか」をイメージし、生活スタイルに合わせてウォークインクローゼットの造りを検討すると良いですね。
ウォークインクローゼットのメリットとデメリットを紹介!
メリット
まずは、メリットを5つ紹介します。
ウォークインクローゼットの中で着替えられる
1つ目が、ウォークインクローゼットの中で着替えられることです。
ウォークインクローゼットは、クローゼット内にある程度の広さがあるため、衣類を取り出してその場で着替えまで完了できます。
そのため、寝室に他の家族がいても、ウォークインクローゼットの扉を閉めることで独立したスペースを確保でき、気兼ねなく着替えられます。
ただし、中で着替えをしようとお考えの場合は、使用する人の体格を考慮してスペースの大きさを決めるのが良いでしょう。
できれば80センチ×80センチ程度の着替えスペースがあれば快適に使用できるため、目安に設計してみてください。
衣服を1ヶ所にまとめられる
2つ目が、衣服を1ヶ所にまとめられることです。
衣類を各クローゼットやタンスに収納するのは、非常に骨の折れる作業です。
その点、ウォークインクローゼットに家族の衣服をまとめて収納できれば、洗濯物の収納が格段に楽になり、家事の効率化にもつながるでしょう。
衣類以外の大きな物も収納できる
3つ目が、衣類以外の大きな物も収納できることです。
ウォークインクローゼットにはゆったりとしたスペースがあるため、衣類以外にも、スーツケースやトランクといった収納に困る大きな物も置けます。
一般的なクローゼットだと、奥行きが超える物は横向きに収納する必要があり、使いづらいケースも少なくありませんが、ウォークインクローゼットの場合は心配ありません。
衣替えの手間が省ける
4つ目が、衣替えの手間が省けることです。
タンスなどに衣類を収納する場合は、季節ごとに衣服の衣替えをする必要があります。
しかし、ウォークインクローゼットであればたっぷりとスペースが設けられるため、季節別に衣類の置き場所を決めるだけで全て収納でき、衣替えをする必要がなくなります。
寝室がスッキリする
5つ目が、寝室がスッキリすることです。
寝室に設置するタンスをウォークインクローゼットに変えることで、その分のスペースがなくなり、寝室がスッキリします。
家具を減らすことは耐震にもつながり、家具の倒壊で怪我をする可能性を抑えられるため、寝室はスッキリさせておくのが良いでしょう。
デメリット
ここまでウォークインクローゼットのメリットをご紹介しましたが、ここからは、デメリットを3つご紹介します。
通路がデッドスペースになる
1つ目が、通路がデッドスペースになることです。
先ほどもご紹介したように、ウォークインクローゼットでは収納内に人が入って使用するので、クローゼット内の通路部分にスペースを設ける必要があります。
この通路部分は人が立つスペースになるので物を置けず、収納スペースをたっぷり設けるにはそれなりのスペースが必要になります。
ウォークインクローゼットは収納力が命なので、もしウォークインクローゼットに十分な面積が取れない場合は、通路部分がない通常のクローゼットが向いているかもしれません。
風通しが悪くなる
2つ目が、風通しが悪くなることです。
ウォークインクローゼットには、家族全員の一年分となる沢山の洋服や物が収納されるため、風通しが悪くなりやすいです。
その結果、クローゼット内に結露が生じやすくなったり、カビなどの被害が発生しやすくなったりする恐れがあります。
対策としては、結露しやすい北側の外壁面でない場所を選び、内窓やブラインドを取り付けるなどが効果的です。
クローゼット内に電灯が必要
3つ目が、クローゼット内に電灯が必要であることです。
通常のクローゼットは電灯が不要ですが、ウォークインクローゼットの場合、室内に人が入るため電灯が必要です。
そのため、わずかに建築費や電気代がかさむことになるため、節約したいという方には向かないかもしれません。
ウォークインクローゼットの使いやすい間取りを紹介!
ここからは、ウォークインクローゼットの間取りを紹介します。
ウォークインクローゼットの間取りを考える際には、物を置くスペースと人が通るスペースを事前に考慮する必要があります。
少なくとも、人が通れる幅は60センチ以上確保するのが良いでしょう。
ウォークインクローゼットの間取りには大きく4つの種類があり、それぞれメリットが変わってくるため、これから紹介します。
I型
1つ目が、I型です。
片方の壁側に全て収納してもう片方の壁際を通路にする間取りで、奥行きが広い場合はI型にすると限られたスペースを有効活用できるでしょう。
II型
2つ目が、II型です。
左右の壁に収納アイテムを置き、真ん中に通路を設ける間取りで、収納スペースによって季節や使用する人を分けやすいのが魅力です。
L型
3つ目が、L型です。
片側の壁沿いと奥側を収納スペースにする間取りで、II型では広さが足りないが、I型ではスペースが広すぎてもったいない場合におすすめです。
横の壁沿いに棚を設置し、奥側はハンガースペースにするなど、収納方法を分別すると快適に使えるでしょう。
コの字型
4つ目が、コの字型です。
両脇と奥側の壁を全て収納に使用する間取りで、4畳半以上のスペースがある場合におすすめです。
おわりに
本記事では、リノベーションの設備にお悩みの方に向けて、ウォークインクローゼットのメリットとデメリットを紹介しました。
また、使いやすい間取りについても紹介しました。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。
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