「デザイナーズ」と「リノベーション」という単語を聞いて
「耳にしたことはあるけれど、あまり意味を分かっていない…」という方も多いのではないでしょうか?
この2つには一体どのような違いがあるのでしょうか?
今回は、デザイナーズ・リノベーションの両者の意味や違い、それぞれの住宅のメリットについてご紹介していきます。
デザイナーズとは、建築家やデザイナーの発想によるこだわり・コンセプトを反映させた物件を意味します。
もしくは、単純にデザイン性に優れた物件のことをデザイナーズと呼ぶこともあります。
壁がコンクリートで打ちっぱなしでも、モードな雰囲気になればそれは立派なデザイナーズになるのです。
そのため、デザイナーズには明確な定義というものは無いのです。
モダンなセンスを持ち、特徴あるおしゃれな外装をしている物件全般のことをデザイナーズと呼ぶと考えて良いでしょう。
建築家やデザイナーがデザインのコンセプトを企画するため、モダンでおしゃれな物件に住むことができます。
デザイナーズ住宅であれば、打ち合わせの段階で施主の希望を聞いてくれ、可能な限り住宅のデザインに取り入れてもらえます。
その際にはデザイン面はもちろん、浴室やキッチンなどの設備についても希望を伝えることができます。
これらが、デザイナーズのメリットなのです。
リノベーションとは、生活のスタイルや自分の好みに合わせて工事が加えられた物件を意味します。
設備を少し変更したり原状回復を目指したりするリフォームに対して、修復だけではなく新たな価値を生み出すことを目的としているのがリノベーションです。
しかし、リフォームとリノベーションに明確な定義はありません。
それぞれの会社がそれぞれの解釈で使い分けているのが現状です。
リノベーションは建て替えと比べると、コスト面から考えてお得と言えるでしょう。
施主の好みをそのまま取り入れることができるので、こだわりを細部にまで反映させることができます。
リノベーションであれば、安全面を考慮した範囲内での自由なデザイン・設計を反映させることができるでしょう。
またリノベーション住宅にすると、新築住宅を購入するよりも20%~30%ほど安く済み、コストの削減にもつながります。
「新築にはできないけれど、それに近い住宅を安く入手したい」という方にはリノベーションがおすすめです。
近年のリノベーション住宅は、部屋が広く細かい仕切りがないのが特徴的です。
プライバシーを保つ寝室に加えて、広いリビングやダイニングの部屋があるような住宅が人気を集めています。
一方で近年のデザイナーズ住宅は、一時期のような個性的で奇抜なものよりも、無垢材などの本物素材を活かすなど上質でシンプルな作りのものが人気となっています。
そういった意味では、リノベーション住宅とデザイナーズ住宅の違いは以前よりも少なくなってきているのではないでしょうか。
デザイナーズ・リノベーションの意味や違い、両者の住宅メリットについてご紹介しました。
デザイナーズは、建築家・デザイナー発想のオリジナリティーが溢れています。
リノベーションは、施主の生活スタイルを取り入れることができます。
それぞれにメリットや強みがあるので、どのような物件にしたいのかを考えて自分に合う選択をするようにしましょう。
今回ご紹介した違いやそれぞれのメリットが、あなたに合った物件を見つけるための手助けになれば幸いです。
ぜひとも、自分にあった最高の物件をつくりあげて、豊かで幸せな生活を送りましょう。